旅したような映画の日

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早起きして、8時から始まる映画に備えた日。

さよなら、僕のマンハッタン

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=MO9sQKQc09I&w=560&h=315]

やっぱりマーク・ウェブ監督特有の主人公の説明のシーンから始まった。結果的に好きな作品になってしまったため、遅刻してその冒頭を少し逃したことが今ではかなり悔しい。1時間半と短い映画だったおかげか、朝8時の感覚は忘れていた。

父の愛人が気になる禁断の恋をなんかウディ・アレンのようなコミカルな映画なのかと思いきや、話が進むうちに家族や人との絆を感じさせた。「アバウト・タイム」のようにいい意味で裏切ってくれた。主人公のカラム・ターナーは、雑誌「POPEYE」に出てきそうなシティーボーイだ。Netflix映画「浮き草」で観たが、雰囲気は全然違って成長した大人の男になっている。

父、母、父の愛人、気になる女の子、それと不思議と説得力がある変な隣人。全ての人間が過去と現在に囚われ悩まされている。主人公は、友達以上恋人未満の関係に悩んだり、最終的に今の自分とは何かを悩む。大人が見れば、そんなこともあったな追憶できるだろう。人間みんなそうだろうと思うから、これは若者も大人も観て欲しいと思う映画だったりする。

父の愛人役に、ケイト・ベッキンセールなのがなんだかこの映画にらしくないなと腑に落ちなかったり、逆にらしいのか納得させようと自分に問うたり。ボブ・ディランが流れた時は、正直耳を塞ぎたかった。多分私は彼が嫌いなんだろう。観てる中、いろんな意味で楽しめた。

インドカレー屋さんのオープンを待って、やっとありつけたチーズナンに胃もたれさせられて挑んだ、本日2本目。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=srEavgwThts&w=560&h=315]

チーズでやられた胃にこの映画を飲み込めるか心配になるくらい内容がまあまあ重い。それと対照的に映画の中がカラフル過ぎる。内容と描写がアンバランスなんだが、いちいち可愛い。子供もたくましくて可愛いが、観終わったあと子供が欲しい欲しくない両極端?な気持ちになった。

映画終了間際、あれ?と思った瞬間、泣き損したと思った。終わりをはっきりさせないで「察すること」や「考えないでほしい」とラストに何らかのエゴを持ってくる映画はいくらでもあるけど、ヒューマンドラマ系になるとその手法は多くの人を納得させれないと私は思う。ほぼ満員だった会場のざわつく帰り道、すごく呆れたコメントを多く耳にした。「どこの映画だ!」と怒ってる人もいたけど、「アメリカでしょ」と連れの人に言われて恥ずかしそうにしていた人もいた。まあ、なんか「察しろ系の映画」は、ヨーロッパのどっかの映画かもと思わせるのはなんとなくわかるよ。

終わった後、突発的にブラジリアンワックスを予約した。今私は、ニューヨーク、インド、フロリダ、ブラジルに行った気分になっている。でも調べたらブラジリアンワックスの発祥ってブラジルじゃないっぽい

たぶんどうでもいい参考文献:ブラジリアンワックス歴史

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