映画好きなら特にわかると思うけど「好きな映画は何?」と聞かれたら正直困る。選べないからだ。そんなある日、ポパイの人気連載「シティボーイの憂鬱」で、運良くその答えのヒントを発見した。回答者の蛭子さんによると「17歳の頃から、好きな映画を変えない」と答えているのをみてスッキリした。
「17歳の頃、好きだった映画は何?」「交渉人」
サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーW主演作の「交渉人」が頭に浮かんだ。おじさんが好きそうなよくあるクライムアクションだ。特に他と変わった展開もなくありがちな映画だが、ラストが爽快でたまらなかった。これもまたありがち。当時、何かをきっかけにハマって、DVDを周りの友達に貸して布教していたのを思い出す。私の旧友の中には、そんな図々しい私を覚えている人もいるだろう。
思春期の頃の好みが大人になってからの好みに影響されている
少し前に「大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている」が話題になったという。海外ドラマ「クリミナルマインド」の「14歳の頃によく聴いた音楽が人生で一番心に残る」というセリフが元ネタらしい。要は、思春期の好みが大きく今に影響しているということだ。これは映画にも言えるんじゃないだろうかと最近思い始めた。ある人に「映画の好みがおじさん」と言われたのを根に持ってるからというのもある。そして、それを否めない自分がいるからだ。
好きな映画はなんでもいい
というわけで、私の好きな映画は「交渉人」だ。「バッファロー’66」のようなインディーズ映画とか、青春を描くロードムービーとかが出てきたらもっとカッコ良かったのにと、味気ない答えだなと少し悔しい。でも私の中で「交渉人」は回覧板でおすすめしてもいいくらいに値するだろうし、ストレスが溜まった時に観てとおすすめしまくってもいいだろう。私はこの映画好きなのだ。そして、好きな映画はなんでもいい。
あなたの好きな映画は何?答えづらかったら、蛭子さんの名案を採用しよう。
参考文献
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