映画「ルビースパークス」は、ラブストーリーではない

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久しぶりに映画の事を思い出した。

ルビー・スパークス

主人公のカルヴィン(ポール・ダノ)は、若い頃天才作家ともてはやされたが、今ではスランプに陥っていた。そんなある日、妄想の中の女の子、ルビー・スパークス(ゾーイ・カザン)の事をを試しにタイピングしてみると、実際に自分のガールフレンドとして当たり前のように出てきたのだが…

一見、面白そうなラブコメに見えるが、私にしたらホラー映画だ。ラブコメは何度も観れるがこれに関しては、もう一度観るのに覚悟がいる。タイピングすれば、本当にそれが起こるのだ。ラストに向けて進むうちに、その恐怖は悟れるようになるだろう。

ポールとゾーイは、実生活でも長年の恋人である。ポールはこの映画の制作総指揮に、ゾーイカザンに関しては、制作総指揮・映画脚本・ヒロインと三役こなし業界で注目の的となった作品だった。今になっては、ゾーイはズーイー・デシャネルのような存在であることは周知の事実。個性的な見た目と親しみがあるファッションは日本でも取り上げられる事が多い。

面白いことに、ポールが初の監督作品にゾーイも共同で脚本に関わっていた。「Wildlife(2018)」キャリー・マリガンとジェイク・ギレンホールが演じる夫婦の壊れゆく姿をその子供の視点で描いた作品だ。残念ながらトレーラーは見つからなかったが、キャリー・マリガンがポールの初の監督について語ったちょっとした動画を見つけた。キャリーの興奮した感じからして私はすごくこの作品が待ち遠しい。日本での公開は未定なようである。

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