最近、姉がコアリズムを始めたが、私は笑いをこらえるのに必死だ。運動音痴だからかフォームにキレがなさすぎる。記事を書いている横でそんなやる気のないダンスをされると進まないなあと思う今日この頃だ。
そんな姉に、同じ映画を何度も観てると飽きないのかと信じられないかのように言われることが、よくある。「半年に一回は観たい映画リスト」みたいなものが私にはあるのだが、その中のひとつに「ユーガッタメール(’99)」がある。世代によっては、メグ・ライアンとトム・ハンクスと聞くと「めぐり逢えたら(’93)」を思い出す人もいるかもしれない。(ちなみに、この2作は同じノーラ・エフロン監督作品)
この世にある恋愛物語のほとんどが、イギリスの女性作家ジェーン・オースティン(1775年~1817年)の作品の一つ、「高慢と偏見」がベースだということに気づいているだろうか。「高慢と偏見」自体、映像化をされた数はいくつもあるからわかる人は沢山いるだろう。キーラ・ナイトレイの「プライドと偏見」が一番新しいところだろうか。
第一印象が悪かったため、最初は嫌いだと思ってしまうが相手の良い所を知っていくうちに惹かれていく。
と、いかにも少女漫画にでも登場する設定なんだが「ユー・ガッタ・メール」もこの設定がベースだ。
いや、高慢と偏見手法だと分かっているんだけど「私たち女子には必要なものだ」という概念は捨てられない。だからラブストーリーを観るのがやめられないのだ。しかし、「ユーガッタメール 」もこのパターンだが、やっぱり少し味付けが違うのだ。もう20年近く前の映画になるから、このメールの文通的なやりとりも、LINEがある現代にはアナログに感じるかもしれないが、そのメールのやりとりが面白いところだ。
やたら、スターバックスが出てくるんだが、トムハンクス演じるジョー曰く「スターバックスみたいなお店では決断力を試される」らしい。皆、コーヒー一杯に少しのこだわりがあるだろう。ブラックだったり、ミルク入り、大きい目のサイズ、無脂肪のミルク、ディカフェ…無限にある。「自信がない人は、コーヒーを買って自分に決断力があることを確かめている」という。
大ヒットした「ブリジット・ジョーンズの日記(’01)」は、あからさまに「高慢と偏見」がベースとなって話ができている。ヒロインが嫌い!と罵ることになる相手マーク・ダーシー役のコリン・フォースは昔、BBC版の「高慢と偏見」で一躍人気俳優になった。今でこそ彼は「英国王のスピーチ」によってアカデミー賞俳優だが、「高慢と偏見」での演技は悪い意味でもヒットした。いわゆるレッテルがフォースには付いたのだが、その演技を観て「ブリジット・ジョーンズの日記」の原作者はマーク・ダーシーの役を書き上げたそうだ。だからだと思うが、「高慢と偏見」でも主人公の名前はミスターダーシーなのだろう。
「高慢と偏見」自体、いろんなところで映像化、多分漫画化もされてると思うんだけど、パロディもされていた。こんなのもあってほんと何でもありだなと思った。高慢と偏見とゾンビ(字幕版)…よかったら、参考にしてほしい。
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